Mac風なインストールCDを作ってやろうなエントリーです。
nLite、FlyakiteOSXについての基本的な部分については、理解済みである事が前提になります。
よく判らない場合には、以前に紹介しているエントリーを参照してください。
nLite
http://dosvmac.seesaa.net/article/3599794.html#more
FlyakiteOSX
http://dosvmac.seesaa.net/article/11793311.html#more
iniファイル同封のFlyakiteOSX v3.0をこちらからダウンロードしておいて下さい。↓
http://www.flyakiteosx.com/
まずは、nLiteでのカスタマイズを行っていきます。
Cドライブ直下に”XPSP2”というフォルダを作り、XPのインストールCD内のファイルのすべてをコピーします。

次にnLiteを立ち上げ、”XPSP2”フォルダを選択してウィザードを進めて下さい。
(注:”タスクの選択”で”ブータブル ISO イメージの作成”はチェックしない様に)
”無人インストール”の項目までは、各自の環境等に合わせてウィザードを進めてください。
個人的に、最低限必要であろうと思われる部分を以下に記述しておきます。
”情報”タブの設定
必須ではないのですが、で無人モードを”FullUnattended”に変更し、
”管理者”タブで自動ログインにチェックをすれば、セットアップが全自動で行われます。
(XP HOMEの場合は、ユーザープロファイル名が強制的にOwnerになります。)
”RunOnce”タブの設定
セットアップ終了時に実行したいコマンドを指定できます。
とりあえず、以下のコマンドを入力し追加して、ウィザードを進めてください。
%SYSTEMDRIVE%\Apps\install.cmd

以上で、一回目のnLiteでのカスタマイズは終了です。
次に、”RunOnce”タブで指定したコマンドが実行出来るように”XPSP2”内にファイルを構成します。
nLiteでカスタマイズした”XPSP2”フォルダ内に”$OEM$”というフォルダがあると思います。
そのフォルダ内に、”$1”フォルダを作り、またそのフォルダ内に”Apps”、またそのフォルダ内に”FlyakiteOSX”フォルダを作って下さい。
ファイルパスは、”C:\XPSP2\$OEM$\$1\Apps\FlyakiteOSX”となっているはずです。

”FlyakiteOSX”フォルダ内に、”FlyakiteOSX v3.0.exe”と”FlyakiteOSX.ini”をコピーして下さい。
iniファイルをメモ帳等で開き、インストールしたくない項目は”no”と変更しておきます。

”Apps”フォルダまで戻り、install.cmdファイルを作成します。
作成したファイルをメモ帳等で開き、以下のように記述し保存して下さい。
↓ここから
@ECHO OFF
ECHO ### FlyakiteOSX v3.0 インストール中 ###
%systemdrive%\Apps\FlyakiteOSX\"FlyakiteOSX v3.0.exe" /S
↑ここまで
/// 2月15日 追記 ///
上記までだと、アイコン等が変わらない状態でインストールが終了するので、
自動的に終了、あるいは再起動させてやります。
終了させてやりたい場合↓
REM ### 終了 ###
shutdown.exe -s -t 00
再起動させてやりたい場合↓
REM ### 再起動 ###
shutdown.exe -r -t 00
上記のどちらかを追記してやって下さい。
再度、nLiteのウィザードを立ち上げて、”ブータブル ISO イメージの作成”を行って下さい。
出来上がったイメージファイルを、CD-R、RW等に書き込めば完成です。
今回は、FlyakiteOSXのみを追加インストールしていますが、
ディスクスペースに余裕があれば、install.cmd内に随時追加する事で、
様々なアプリを統合する事が可能になります。
慣れるまでは面倒臭いですが、自分だけのインストールCD作成は、
ハマるとほんと、面白いですよ!!是非、チャレンジしてみて下さい。